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視察 秦野クリーンセンター編

2014年05月24日(土)20:30 著者:永田まりな
カテゴリ:今日の出来事
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先日秦野クリーンセンターに視察に伺わせていただきました。

今泉のクリーンセンターは平成27年3月に焼却を停止し

名越一か所での焼却をする時がもうそこまでせまっています。

しかし、その名越も約10年間の延命化計画…。

つまり、あと約10年の中で新たな焼却炉を建設しないと

鎌倉市は自区内でのごみの処理ができなくなってしまうんです。

このことを鎌倉市民共有の問題として認識し、考えていかなくてはいけないと思います。

 

どんな焼却炉を建設するのか。

どんな規模の焼却炉にするのか。

もちろんどこに建設するのか。

 

市民にとって必要不可欠なものであるからこそ十分な議論が必要となります。

そのために出来る限り各地のクリーンセンターの視察に行きたいと考え、今回の視察が実現しました。

 

まず、到着して驚きました。

 

「ここは、図書館?行政センター…??」

秦野1

従来のクリーンセンターとは一線を画すモダンな外観です。

施設内に一歩足を踏み入れると

白を基調とし、自然光がたっぷり入る明るい廊下。

近隣の小中学生の見学も多いとのことでそれぞれ説明のモニターが設置されて分かりやすい!

小中学生からの手紙も飾ってありました。

秦野4

また、このクリーンセンターの大きな特徴の一つとして

高効率発電

があげられます。

現在、ごみを焼却する際に発生する蒸気を利用しての発電は最大3820KWあり、

この電力はセンター内で使用するほかに余りを売電し、

その発電量は一般家庭の約5000世帯分に相当するそうです。

ちなみに平成25年度の実績では売電額は約2臆6000万円とのことです。

毎日行うごみ焼却に付加価値を付ける、これからの当たり前条件になってきそうですよね。

 

そして、ごみピットに入ってもあまり臭いが気になりませんでした。

その秘密は

 

秦野5

ごみを搬入した車は退出時に、自動洗車装置で洗車され、臭いの元となる汚水が洗い流されます。

 

そのほかにも、ごみピット内の空気を燃焼用空気として吸引し、

外気圧よりも低くすることで建築物外へ周期が漏れないようにしていたり、

通気口を利用して空気の流れを操作し

出入り口扉が開いているときにはエアカーテンを作動するなど

諸々、近隣住民への工夫がなされ、その効果を体感することができました。

 

今回秦野に行って感じたこと。

①ごみ焼却場は従来のイメージとは異なるものになりつつある、またそれは工夫によって実現することができる

②ごみ焼却に付加価値をつけることを考える

ということです。

 

当たり前のことですが

実際にこの眼で確かめるとその考えは確信に変わりました。

 

ちなみに秦野は用地選定から完成まで約15年を要したとのこと…。

鎌倉市のリミットは…。

鎌倉市には時間がありません!!

本当に本当に今、考えないといけません!!

 

 

次回、また他自治体を視察に行きましたらご報告します。


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初めまして! 鎌倉生まれ鎌倉育ちの永田まりなです。日々鎌倉で過ごして感じること、思うこと、これからのこと、そしてプライベートのことも… 少しずつ綴っていきますのでお付き合いください。
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