2015年03月19日(木)16:42 著者:永田まりな
カテゴリ:活動
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本日で2月議会が閉会しました。
以下、鎌夢会を代表して日向議員の行った平成27年度予算に対する賛成討論を記します。
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鎌倉夢プロジェクトの会を代表して、議案第107号平成27年度鎌倉市一般会計予算外24議案に対し、賛成の立場から討論に参加いたします。
今議会では、平成27年度事業や予算に対し代表質問や予算特別委員会を通して、様々な検証を行って参りました。そうしたことを踏まえまずは、評価できる点について申し上げたいと思います。
松尾市長は就任当初から「負担や課題を次世代に先送りしない責任ある市政の実現」を目標に掲げ、その実現のためには、市民、事業者、議会が一丸となって、取り組んで行くことが大切だとおっしゃっておりました。
平成27年度の予算においては、特に「市民自治」に関する事業で、「大船地域づくり会議」や「鎌倉今泉台住宅における長寿社会のまちづくりプロジェクト」の運営支援など、まさしく、「みんなで創る鎌倉」というコンセプトが具体的な事業として形になってきたものと大いに評価したいと思います。
また、懸案となっていた小・中学校の教室への冷房設備に対する予算の実現や中学校給食の実施に向けた業者選考など具体的取り組みに関する予算の実現、ごみ減量化対策の一環としての家庭系ゴミ有料化の実施や「地区別危険マップ」の作成を始めとする防災対策、また、昨年問題となった海水浴場の運営に対する問題解決に具体的な予算措置をした事なども特に評価しておきたいと思います。
次に、今後の運営に関し、意見を申し上げておきたいと思います。
まず、子育て支援について申し上げます。
鎌倉市の未来を担う若い世代の子育て支援には、大いに力をいれるべきであり、市内在住の子育て世代はもちろん、子育て世代の鎌倉定住を促進する面においても、現在設置している子育てコンシェルジュの担う役割は大きく、そうした意味から子育てコンシェルジュを子育てに関する情報を一元化して発信できる部門として更なる充実をお願いしておきたいと思います。
次に、学校教育における鎌倉彫についてであります。
鎌倉彫は他市にはない世界に誇れる伝統工芸です。鎌倉彫りの歴史や産業については全ての学校で取り上げているとの事ですが、更に進めて制作体験を取り入れ、みんなが鎌倉彫りに触れる機会を増やし、肌で感じることができる取り組みを全校で実施していただけるようお願いしておきたいと思います。
次に、健康福祉について申し上げます。
平成27年度の高齢化率は30.2%に推移していくと算出されており、年々伸びております。
また、扶助費の伸び率も近年、急激であり、このままの推移では、立ちいかなくなることが予想されます。
そこで「治療」から「予防」への意識啓発運動の促進を中心に認知症サポーターの更なる養成拡大や在宅介護支援の充実など具体的な対策を早急に取り、住み慣れた自宅や地域に安心して住み続けることができるよう取り組んで頂くことをお願いしておきたいと思います。
次にあおぞら園の運営について申し上げます。
あおぞら園のような発達支援施設を直営で実施しているのは、県下では鎌倉市を含め3市となってしまいました。当市としてもなるべく早くアウトソーシングをすることをお願いしておきたいと思います。
次に「(仮称)鎌倉歴史文化交流センター」について申し上げます。
施設運営に関しては、民間ニーズを勘案した運営に努め、運営に関する支出をしないですむよう歳入の観点を考慮して実施して頂くようお願いしておきたいと思います。
次に4月1日から始まる家庭系ごみの有料化対応についてであります。
ゴミの減量化については、評価する所でありますが、ごみの出し方が大きく変わることになりますので、実施に伴う事前説明会だけでなく、実施後も定期的に市民に対して直接報告していく場をつくっていただき、継続して説明会を実施するようお願しておきたいと思います。
最後に、海水浴場の運営について申し上げます。
昨年の夏の状況を踏まえ、警備員の増員など問題点に対応して頂いたことについては、評価している所ですが、ごみの収集業務の強化や海の家の営業時間の短縮、ライブハウス型の営業禁止など更なる健全化に向け、取り組みを強化して頂くようお願いしておきたいと思います。
我々鎌倉夢プロジェクトの会は、人の原点に立ち戻り、お互いを思いやり、支え合っていく社会の実現「みんなで創る鎌倉」をテーマとし活動しております。様々な問題解決に対してオール鎌倉で取り組んでいく中、私たちも率先して取り組んで行くことを申し添え、討論を終わります。