2015年05月22日(金)23:28 著者:永田まりな
カテゴリ:今日の出来事
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二日目は大野城市へ。
大野城という築造1350年となる由緒ある古城があり歴史も深い大野城市。
ここ40年間で人口は約2.7倍となっておりコミュニティの変化に伴い「コミュニティ構想」をということでしたが、それ以前より
集落がまちになり、市になり…と、環境が変化することが多かったためか昭和40年代より、さまざまな観点より市民協働をしてきた、市民協働の先進都市、とも言える自治体のため今回視察した「コミュニティ構想」もきちんとした組織が確立されているように感じました。
協働ではなく、共働へ。
市内を4つのコミュニティに分け、それぞれにコミュニティセンターを整備、その中にコミュニティ運営委員会を設置(自助)、パートナーシップ活動支援センター(共助)、地域行政センター(公助)という3つの組織とそれらを調整する機関としてコミュニティ協議会を設置。
また、その他にも志や意欲のある方々・団体・NPO・企業など「志民(しみん)、志縁(しえん)」とが連携・共働して地域課題の解決に取り組んでいくとのことです。
地域ニーズに沿った事業を実施することにより、住民満足度と地域意識の向上が見込め、共働意識がより強くなりそうな仕組みです。
また、ご高齢の方の多い地区での企業×NPO×行政の共働事例の第一弾として買い物代行~ごきげんお届け便~なるものを平成23年5月より実施している、とのこと。
インターネット注文の代行・データ管理などをNPOが担当し、買い物先である企業とNPOの連携・調整を行政が行っているそうです。
出歩くことが困難なご高齢の方にとってもインターネットでの買い物はニーズはあるものの、その年齢層の利用率がなかなか伸びていないという現実があり、そこにメスを入れたこの取り組みも好評のようです。
これから、ますます高齢社会になる鎌倉市にとっても大いにヒントとなる事例でした。
お話を聞かせてくださった職員の方が、本当に大野城市を愛されているのが伝わってきて
直接的な業務でないことろでもこういった思いが行政運営にとってはプラスに働くだろうと感じました。
視察後に太宰府天満宮へ。
学生の頃より受験や何かしらの試験の度に荏柄天神にお世話になっている一人として御礼の気持ちをもってしっかりとお参りをさせていただきました。