2021年08月02日(月)11:51 著者:永田まりな
カテゴリ:お知らせ
タグ:新型コロナウイルス/永田まりな/永田磨梨奈/神奈川県/神奈川県の取り組み/神奈川県議会議員/鎌倉/鎌倉人/鎌倉市/
本日からの緊急事態宣言発令を受け、臨時議会が開かれ、要請に応じた事業者に対する協力金第13弾の延長追加分約309億円が審議され、ただいま閉会しました。
緊急事態宣言の発出に伴う要請内容等の変更について
【重要】
通常5時から20時までの時間帯に営業し、酒類又はカラオケ設備を提供する飲食店等は、これまで協力金の対象としていませんでしたか、休業する場合に限り対象に追加となります!!
【そのほかの重要変更点について】
・8月2日(月曜)から8月31日(火曜)は、清川村を含む県内全市町村が「緊急事態措置区域」になります。
・酒類又はカラオケ設備を提供する飲食店等は休業(ただし、酒類及びカラオケ設備の提供停止の場合、5時から20時までの時短営業)
・通常、酒類を提供せず、かつカラオケ設備を提供しない飲食店等は、5時から20時までの時短営業
・これまでは、飲食を主たる業とする店舗に限りカラオケ設備の提供停止を要請していましたが、8月2日(月曜)以降は飲食を主たる業とするか否かに関わらず、すべての店舗に対してカラオケ設備の提供停止を要請します。
・「緊急事態措置区域」では、1日あたりの協力金交付額が増額されます。<下限額の例>まん延防止等重点措置区域:3万円→4万円、その他区域:2.5万円→4万円
詳細は
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/jf2/coronavirus/kyoryokukin_13th.html
なお、我が会派からは協力金を含めて県が行った事業者支援については、一度整理をし、県内の商工会や商工会議所など様々な関係団体に意見を聞き、適切な事業者に、より効果的な支援を県独自に行えるよう県から国に発信することを求めました。
また所属する厚生常任委員会も開かれ、急施事件として神奈川県版緊急事態宣言の発出を受けて
・現在の感染状況について
・緊急事態宣言の措置内容について
・現在の病床、宿泊療養施設、自宅療養の状況について
・感染拡大防止に向けた取り組みについて
質疑を行いました。
質疑を通じて現在の当県における新規感染者数の増加率が直近1週間前と比較して2.08倍になっていること、これはこれまで増加率が一番高かった第1波の1.69倍の状況と比べても大きく超えていること、年代別新規感染者数は20~30代が46.3%と大きく占めていること、33市町村のうち28の自治体で新規感染者数がステージ4に相当していること、また、高止まりの状況ではなく、今後のシミュレーションにおいても感染者数が伸びていくことが予測されるなど、県内全域で深刻な状況になっていることが分かりました。
我が会派からは、これまでの神奈川県版緊急事態宣言を出されてから時が開かずしての今回の緊急事態宣言となり、知事メッセージの中身については、その際から予見できる内容に終始しているため危機感が県民には届いていないと指摘し、こうした状況も踏まえて、現状について正しく県民に伝えることの重要性を強く指摘しました。
次に、コロナ患者が増えていることによる通常医療への影響については、現在病床確保フェーズを最大の4に引き上げており、新規感染者が増えるとこれ以上の病床が必要になること、そして夏場特有の熱中症やRSウイルスの流行による救急医療への影響も課題としてあること、また感染者の母数が増えることにより医療現場でのクラスターが生じる可能性もあり、そうした緊急時の地域での対応についてはこれまでも議論をしており、今後も協力を促していくことが答弁されました。
様々なご意見を市民県民の皆様から伺う中で、こうした議論を通じ、改めて感染者数や重症化率だけを論じることなく、現在の感染状況がどのような影響を与えていくのか、総論的に議論し、それを県民の皆様に正しくお伝えし、ご理解をいただくことが非常に大切であると痛感しています。
今後も県に提言を、そして自身も情報発信に心がけてまいります。