2022年02月11日(金)14:44 著者:永田まりな
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昨日令和4年第一回定例会が開会しました。
予算議会となる今定例会は県の財政状況を見極めながらの議論が求められます。
これは平時であっても必要な観点だと考えています。
その観点を忘れてしまうと、「あれもやれ、これもやれ」といった要求ばかりになってしまうのです。
さらに、今はコロナ禍の中ということもあり、通常以上により優先順位を立てた本質的な議論が必要です。
コロナ禍にやるべき施策か、コロナ禍だからこそやらねばならない施策か、しっかり会派でも議論を重ねながら当局に質疑・提言していきます。
本日は知事より提案説明がありました。
その内容から、注目すべきところ、また、要望していたものが形になったものについてご報告します。
知事提案説明より
↓
一般会計の予算総額は、2兆3,448 億円となり、前年度当初予算との対比では114.5%となりました。 2年連続で2兆円を超え、過去最大の規模となっています。
これに、特別会計と企業会計を加えた全会計の予算規模の合計は4兆6,185 億円となっており、4年連続で4兆円を超え、全会計合計でも過去最大となっています。
また、一般会計の財源としては、県税1兆2,496億円、地方交付税1,260億円、臨時財政対策債を含む県債 1,719億円 のほか、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金といった国庫支出金などを計上し、更に各種財源対策を講じながら、収支の均衡を図っています。
令和4年度の県税収入の見通しですが、政府は、1月の月例経済報告において、景気は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に 緩和される中、持ち直しの動きがみられるとしています。
また、先行きについては、感染症による影響や原材料価格の動向による下振れリスクはあるものの、感染対策に万全を期し、経済社会活 動を継続していく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直していくことが期待されるとしています。
こうしたことから、令和4年度当初予算では、企業収益の増益基調や消費活動の持ち直しなどが続くことを見通し、3年度当初予算に対し、主要税目である法人二税 、個人県民税、地方消費税で増収を見込ん でいます。
この県税収入に、地方譲与税を加えた税収全体では、前年度当初予 算額1,687 億円上回る1兆4,125 億円を見込み、税交付金等を差し引いた実質ベースでは1兆1,128億円となる見通しです。
「観光客の受入環境整備」として 、観光通訳ガイドの育成や認 定を行うとともに、観光客が快適に滞在できる環境づくりや新たな観光需要に対応するため、ワーケーションやDXの整備等に取り組む事業者に対して補助します。
→県議になってからずっと提言していたデータを活用した観光施策の充実について、
1000万円を超す予算が計上されていると報告を受けています!!
さらに、私立高校等に通う家庭の経済的負担軽減のため、年収約800 万円未満の世帯で、15歳以上23歳未満の扶養している子どもが3人15以上いる多子世帯について、新たに授業料の実質無償化を実施します 。
→こちらに関しては我が会派から要望を続けてきた事項であります。
また、コロナ禍で心の課題を抱えた高校生へのスクールカウンセラーの予算計上も入っていましたが、こちらはより充実を求めていきます。
皆様の声を県政へ。今年も頑張ります!!