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平成27年度決算 鎌夢会賛成討論

2016年10月05日(水)20:28 著者:永田まりな
カテゴリ:活動
タグ:永田まりな/決算/鎌倉市議会/鎌倉市議会議員/鎌夢会/

以下、平成27年度決算に対する鎌夢会の賛成討論を全文掲載いたします。

 

ただいま議題となりました議案第35号「平成27年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について」外6議案に対し、賛成の立場から鎌倉夢プロジェクトの会を代表し、討論に参加いたします。

平成27年度一般会計の歳入決算額は608億6,878万3222円で、前年度対比で101.4%、歳出決算額は573億497万3,029円で、前年度対比で99.4%となっております。財政力指数は、前年度より0.015上回り、6年ぶりに前年度を上回る結果になり財政状況は安定していると言えます。しかしながら、経常的経費が経常的収入を下回ってはいるものの、前年度より0.4ポイント上回っており、今後も引き続き効率的な財政運営をして頂くことをお願いしておきたいと思います。

また、決算特別委員会においては、様々な意見を申し上げましたので、行政運営の中で、参考にして頂ければと思います。取り分け以下の点につきましては、特に意見を付しておきますので是非とも行政運営に取り入れて頂きますようお願い致します。

まず、「男女共同参画推進事業について」申し上げます。固定的性別役割分担意識を見直し、男女の対等な参画を推進するためにも、市内事業者等へのライフワークバランスの周知に努めるなど、市が率先しての男女共同参画を推し進め、鎌倉市としての姿勢を示すことをお願いいたします。

また、「消防職員の執務環境」は、未だ少数である女性消防職員のライフスタイルの変化にも今以上に十分な対応を求めるとともに、近隣自治体消防との連携による執務環境の向上に向け可能性を探るなど、さらなる施策を求めるものであります。

 

次に「高齢者活動運営事業について」申し上げます。こちらにつきましては、会派より再三申し上げている通り、高齢者入浴助成事業に関しては地域によって利用率に差があり、全てのご高齢の方々に平等なサービスになっておりません。同事業の重要性は認識しているものでありますが、バウチャー制度の採用など全ての高齢者にとって平等な活動支援の方法を検討する事を求めるものであります。

 

次に「産科診療所支援事業について」申し上げます。ティアラ鎌倉においては、市内の産科院環境の変化により設立当初より、その意味合いが変化してきていることから、病院としてのあり方の検証を今一度行う事を求めるものであります。その際は、収支バランスを考えた具体的な改革に取り組み、運営費補助金が増加することがないことはもちろん、徐々に補助金を減らしながら黒字経営ができるようお願いしたいと思います。

 

次に「検診事業について」申し上げます。健康寿命延伸の促進の観点からも、検診による早期発見・早期治療は必須であり、医療費の抑制にもつながります。検診を受けやすい環境づくりのためにも、案内や通知書の「わかりやすさ」を工夫し、ユニバーサルデザインを導入するなど、検診率向上に向けてさらなる具体的な取り組みを求めものであります。

 

次に「企業立地支援対策について」申し上げます。企業立地をうまく進めていくためには、情報の発信が大切だと考えます。市の方針が明確に伝わるものや現施策のさらなる充実をはじめ、個々のニーズにマッチングする様な市独自の補助制度の充実等、企業立地支援対策を進めることを求めるものであります。

次に「労働支援について」申し上げます。労働環境の向上を図り、活力ある暮らしやすいまちを目指すためにも、就労希望者サイドだけでなく企業動向の調査を進め、多様な働き方にマッチングする施策の取り組みをお願いするとともに、特に女性の就労支援の充実、具体的施策を強く求めるものであります。

 

次に「放課後子ども教室運営事業について」申し上げます。放課後子ども教室の市内全校実施の早期実現を強く求めるとともに、放課後子ども総合プランの推進に向け関係部署間の課題の共有、理解をもった上でスピード感を持った取り組みをお願いいたします。

最後に決算委員会の審議中で、市が補助や委託を行っている福祉団体の非常識な運営が明らかになりました。昨年も予防接種に絡み期限切れのワクチンが投与されていた事が発覚したりと外部団体の問題が、次から次へと発覚しております。外部団体に対するチェック体制に問題があると言わざるを得ません。担当原局が更なるチェックの強化を実施することは当然でありますが、監査委員会による監査の中で、どのような事が出来るのかについても真剣に検討すべきであることを付言しておきたいと思います。

 

意見は以上でありますが、まだまだ財政状況も厳しい中、「あれもこれも」やるというのは難しく、「あれかこれか」と優先順位を決めてやらなければいけません。一つずつの地道かつ着実な取り組みの積み重ねが重要であります。限られた予算の中で、市民の声にしっかりと応えられる業務の執行を切にお願いいたしまして、賛成討論を終わります。

 


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初めまして! 鎌倉生まれ鎌倉育ちの永田まりなです。日々鎌倉で過ごして感じること、思うこと、これからのこと、そしてプライベートのことも… 少しずつ綴っていきますのでお付き合いください。
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